テネシーワルツは私にとって特別な歌である。パティ・ペイジの歌う「テネシー」は今なお、何度聞いても「ちぇなしぃ」としか聞こえないが、あの曲がヒットした昭和26年を思い出させてくれる。 I was dancin' with my darlin' To the Tennessee waltz, When an old friend I happened to see. Introduced her to my loved one, And while they were dancin',My friend stole my sweetheart from me. I remember the night, And the Tennessee waltz, Now I know just how much I've lost, Yes I lost my little darlin',The night they were playin', To the beautiful Tennessee waltz . 私は大好きなあの人と、テネシーワルツを踊っていた。そのとき古い友達にばったり出合ったので、私の愛しい人を紹介した。 彼と彼女が一緒に踊っているうちに、私の友人は彼氏の事を私から奪っていってしまった。 あの夜の事を、テネシーワルツを、決して忘れはしない。今になって、失ったものがどんなに大きいものだったかが痛いほど心にしみてくる。そう、あの夜に、私は愛しいあの人を失った。あの人たちが、テネシーワルツの美しい調べに併せて戯れていた、あの夜に。。。。