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FJ会の紹介

我々は普通に生活していると、何やかやと面倒なことを頼まれる。「息子の嫁になってくれる娘ははいないか?」「工場を建てようと思うのだが、200坪ほど土地はないか?」「主婦なのだが生き甲斐が欲しい」「新製品を開発した。代理店になってくれないか?」等々。

自分の商売に関係があれば自分でやるが、そうでなければ「はい、考えておきます」などと言う。…が、そのうちに忘れてしまうのが普通である。
少し親切な人は「私は土地は持っていませんが、友人に大地主がいます。電話しておきますから行ってご覧なさい」などと言う。うまく行けば御礼の電話があり。「良かったね」で終わる。皆さんもやっているだろう。私もやっている。

いつの頃からかあの人は何でも世話をしてくれるという噂が流れ、相談が押し寄せる様になった。あまりに多すぎるので、依頼内容を紙に書いて配り始めた。「こんな事を頼まれたんだが私には出来ない。誰かできる人を知らないか?」と書いて。
そのうちコピー機が普及し、更に印刷機を使って会報の形で配る様になった。印刷機は高い。100万円もした。切手代がバカにならない。道楽にしては度が過ぎる。嫁さんが渋面を作る。FRP(強化プラスチック)モルダーとしての本業に支障を来す様になる。だから「こんな物は止めよう」と仲間に言った。すると「会費制にして続けりゃーいいじゃないか」と押し戻された。会員が70社くらいの頃である。

こうして訳の分からないFJ会が出来た。こういういきさつなので、いつ始まったのか覚えていない。昭和62年の議事録が出てきたので、それ以前からやっていたのだろう。
名前もなかったのだが広告代理店に勤めるお兄ちゃんが「FJ会」と名付けてくれた。フリージャンクションという意味だ。自由な交差点。さすが本職はうまい。
最近この集まりを「会」と呼ぶのはおこがましい様な気がしてきた。規約もあるにはあるが誰も読まないし、統制もまるでない。会と言うより群衆に過ぎない。一つだけ守っていることがある。18時30分には必ず例会を開くという点である。過去20年一度も開催が遅れたことはない。人がいてもいなくても開く。遅れてきていい話を聞き逃しても「それはあんたが悪いのよ」という姿勢である。他は何もない。

会員であってもなくても、例会には参加できる。いい話なら会報に掲載もしてあげる。会員数はよく分からない。誰かと競争している訳ではないから会員数は問題ではない。会報は18ページで月に2〜3回発行する。他に『DANDY EXPRESS』という名のメールを毎日送る。「犬を貰ってくれ」とか、「あの会社に売り込みに行きたいのだがコネはないか」とか、「コンサートのチケットを安くするから買ってくれ」とか玉石混淆、それはそれは大量の情報が乱れ飛ぶ。

会員の中で仲良しになると、部会が出来る。
「食べ歩きの会」「宝塚ファンクラブ」「大富豪クラブ(トランプの会です)」「ボケラクラブ(駄洒落の会です)」「ボーリングクラブ」「陶芸クラブ」「FJペンクラブ(著書がある方のクラブです)」「ソフトボール部」「山岳部」最近は「FJ芸能社」はどうか、などという声も聞こえる。結婚相手を探したい人たちがパーティを開いたりもする。まだまだ出来そうですねー。

例会は会員の希望によって開かれる。希望がなければいつまでも開かない。
予め議題を知らせているので、聞きたい議題だけを聴きに来る。義理で出席する必要はない。会合は人数が少ないほど、密度の高い話が出来るのが当たり前。沢山集めるのはそれ自体無意味。聞きたい部分を聞けば退席してよい。
大体月に二回くらいどこかで開かれている。場所も会員の希望で決まる。瀬戸内海の孤島で開く時もあり、大阪や東京の時もある。勿論、広島市内が一番多いのは言うまでもない。
情報はあちこちから集まる。東京・大阪・岡山・山口・新潟・札幌・オーストラリア・ロスアンゼルス・中国・韓国。クロアチアからFAXが来た時には流石にたまげた。
会報が人の手から手へ渡されているらしい。

これからどうなるかは誰も知らないし、だれも考えていない。これで飯を食っている訳ではないから、明日無くなっても誰も困らない。あれば確かに便利ではある。この群衆を何と呼ぶか?永遠のテーマである。

2009.01.17
白方 記

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FJ会例会

FJ会例会への出席は権利であって義務ではありません。当日の議題を見て興味をひかれるものであれば出席し、なければ欠席するのが当然です。
だから自己PRを希望する人は10日以上前にPR内容をFJ会へお知らせ下さい。そうすればその内容を予め会員へ知らせることができます。その結果、本当にそのテーマに興味のある人のみが集まることになり例会は実り多いものとなります。

FJ会報

FJ会報は原則として月2回発行されます。

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『DANDY EXPRESS』はこちらのページにも掲載しておりますので、ご覧ください。

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※大きさはB5サイズの3分の1。

会費について

FJ会費の支払いは是非自動振替でお願いします。
例会時に納入することもOKですが、その時の集金作業はFJ会幹事によって行われます。ボランティアでやって頂いている幹事の事務量を軽減する為にも是非ご協力下さい。

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会費の自動振替は、
1月28日(1〜3月分),4月28日(4〜6月分)
7月28日(7〜9月分),10月28日(10〜12月分)
となります。

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